個人賠償責任保険って何?自転車保険も不要?
2024年4月24日

はじめに

4月になり進学、就職などの関係からか“自転車保険”のお問い合わせをいただきます。
岐阜県では加入が義務化されていることも、問い合わせが多い要因のひとつかもしれません。

もちろん“自転車保険”に加入すれば義務は果たしますが、もし既に人賠償責任保険”にご加入いただいていれば、実はそれだけで事足りることをご存知でしょうか?

ここでは個人賠償責任保険の特徴についてまとめます。

 

個人賠償責任保険について

役割

個人賠償責任保険は、私たちの日常生活で様々な場面で発生する予期せぬリスクに備えるための重要な保険です。

この保険は、他人にけがをさせたときや、他人の物を壊してしまったときなど、被保険者が責任を負う必要がある場面で責任の一部または全額を補償します。

 

保険使用の具体例

個人賠償責任保険では、例えば以下のような場合にお受取りすることができます。

●自宅等での事故
自宅でのイベントやパーティーで、ゲストが転倒してけがをした場合や貴重品を破損させてしまった場合など。

●公共の場での事故
他の人や財産に損害を与えた場合。
ショッピング中に過って高価な商品を落とし破損してしまった場合など。

●ペットによる事故
自宅や公共の場での事故で、ペットが他の人や動物に噛みついたりけがをさせた場合など。

●自転車事故
自転車での移動中に他の人や車両にぶつかったり、歩行者に接触してけがを負わせた場合など。

●不慮の出来事による被害
自宅からの落石や落下物が他人や他人の財産に被害を与えた場合など。

※これらの例は、個人賠償責任保険が支払い対象となる可能性がある一般的なケースです。ご契約の条件や補償範囲は保険会社や契約内容によって異なります。

 

自転車保険との関係

個人賠償責任保険があれば、賠償責任保険の目的で自転車保険を別途加入する必要はありません
なぜなら、上記のように個人賠償責任保険が自転車事故に関する責任もカバーしてくれるからです。

なお、自動車保険や火災保険にも個人賠償責任保険が含まれていることがあります。
重複して加入するメリットはないため、もし複数の保険に加入している場合には保険の見直しをおすすめします。

 

被保険者の範囲

・記名被保険者
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
・記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子

までが被保険者に含まれるのが一般的です。
つまり基本的には一家に1つの契約で事足りるということです。

 

まとめ

個人賠償責任保険は、自分と他人の安全を守るために不可欠な保険です。自転車事故などの予期せぬ出来事に備え、適切な保険に加入しておくことで、安心して日常生活を送ることができます。しっかりと保険の内容を確認し、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。

「保険はよく分からない」という方は弊社までお問い合わせいただければ、現在のご契約内容確認のお手伝いをさせていただきます。

何かあれば、身近なファイナンシャルプランナーである弊社までご相談ください。