死亡保障の見直し忘れはありませんか?

突然ですが、2018年に「標準生命表」が改定されたことをご存知でしょうか?

これは保険の世界ではとても重要な出来事で、この改定をきっかけに、多くの死亡保険の保険料が引き下げられました。
にもかかわらず、「そのまま見直していない」という方も少なくありません。

今お持ちの死亡保障、実は「高いまま」になっているかもしれません。

 

標準生命表ってなに?

「標準生命表」とは、日本人の年齢ごとの死亡率を国(金融庁)がまとめた統計表で、多くの生命保険会社が保険料の算出に使っています。

死亡率が下がれば、「死亡するリスクが減った」として、保険料も下がるのが一般的です。

 

2018年の改定内容とは?

2018年に発表された新しい標準生命表では、全体的に日本人の死亡率が下がっていることが反映されました。
たとえば、40歳男性の死亡率は1000人中1.48人から1.18人へ。
この変化を受け、多くの保険会社が死亡保障の保険料を引き下げる対応を取りました。

 

実際にどのくらい安くなったの?

特に大きな影響を受けたのが、掛け捨て型の死亡保障(定期保険・収入保障保険など)です。
保険会社や商品によって違いはありますが、おおむね5〜15%程度、保険料が安くなったケースもあります。

たとえば、同じ条件の収入保障保険でも、以前より月々の保険料が数百円〜千円以上違ってくることもあります。

 

見直しのタイミング、逃していませんか?

保険は一度加入すると、そのままになってしまいがちですが、2018年の標準生命表の改定は、見直しの大きなきっかけになります。

こんな方は、特に要チェックです:

  • 2018年以前に死亡保障に加入された方

  • 保険料を少しでも抑えたいと感じている方

  • ご家族のライフステージが変わった方(結婚・出産・住宅購入など)

 

まとめ

保険は「入りっぱなし」にするのではなく、定期的な見直しがとても大切です。
2018年の改定からすでに数年経っていますが、今だからこそ「保障はそのまま」「保険料だけ高い」状態になっていないか、ぜひ一度チェックしてみてください。

 


▼ どこから見直せばいいかわからない方へ

「自分に合った保障額は?」「今の保険、見直すべき?」など、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
当社のファイナンシャルプランナーが無料でご相談を承ります。

 

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保険証券をまとめて、日常に安心をプラスしませんか

日常生活の中で保険は私たちの暮らしを守る重要な役割を果たしています。災害や事故が発生したとき、頼りになるのは加入している保険ですが、肝心の保険証券がどこにあるかわからない…という事態になったことはありませんか?たくさんの書類を管理するのは意外と手間がかかりますし、忙しい日々の中ではどうしても後回しになりがちです。

保険証券を一つのファイルにまとめておけば、管理が簡単になり、必要なときにすぐに取り出せるようになります。そして何より、この作業を通じて、現在の保険の内容をもう一度見直し、万が一の際に本当に役立つ準備ができているかを確認するきっかけになります。今回は、その具体的なメリットや方法について詳しくご説明します。

 

保険証券をひとまとめにすることで得られるメリット

探す手間が省ける便利さ
保険証券が複数の場所に分かれていると、いざというときに探し回ることになります。しかし、一つのファイルにすべてをまとめることで、どんなときでもスムーズに必要な書類を取り出すことが可能です。忙しい中でも「どこに置いたかな?」と頭を悩ませることがなくなり、心にも時間にも余裕が生まれます。

紛失を防ぎ、大切な書類を守る
保険証券は非常に重要な書類ですが、日々の生活の中でついどこかに置き忘れてしまったり、他の書類に紛れてしまったりすることもあります。一つのファイルにまとめることで、こうした紛失のリスクを減らし、大切な情報を守ることができます。

緊急時の対応力を向上
災害や事故など、不測の事態が発生した際、慌てずに行動できるかどうかは、事前の準備にかかっています。保険証券が整理されていると、保険の内容をすぐに確認できるため、状況に応じた適切な対応が可能になります。こうした安心感は、日頃からの整理整頓によって得られるものです。

保険内容を把握する良い機会に
証券をまとめている間に、「この保険は最近確認していなかったな」と気づくこともあるでしょう。また、保険の内容を見返すことで、現在のライフスタイルや将来の予定に合った補償がきちんと整っているかを確認することができます。例えば、家族構成の変化や新しい挑戦に合わせて、必要な保険が見えてくることもあります。

 

証券管理をサポート!特製の保険証券ファイルを無料プレゼント

当代理店では、お客様が保険証券を整理しやすいように、特製の「保険証券ファイル」をご用意しています。このファイルは、シンプルで使いやすいデザインが特徴で、各保険証券を整理するための仕切りやメモ欄がついています。これにより、保険証券だけでなく、契約内容や重要な連絡先も一目で確認できるようになります。

さらに、証券をまとめることで、より一層保険を身近に感じていただけると思います。保険証券の整理は、単なる管理作業ではなく、日常生活を安心して過ごすための一歩でもあります。

 

ファイルの受け取り方法はとても簡単

保険証券ファイルは、当代理店にご来店いただいたお客様にその場でお渡しいたします。また、お忙しい方や遠方にお住まいのお客様には郵送対応もしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。スタッフが丁寧に対応させていただきます。

 

大切な未来のために、今できることを

保険証券を一つにまとめることで、日常生活がさらに快適で安心なものとなります。この機会にぜひ、当代理店の証券ファイルを活用して、保険内容も確認してみてください。小さな工夫が、大きな安心につながることを実感いただけるはずです。

私たちは、お客様の暮らしがより豊かになるよう、全力でサポートしてまいります。ご不明点やご相談があれば、いつでもお声がけください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

必読!相続発生時の保険金請求漏れ対策

はじめに

生命保険文化センターの2022年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は、男性では77.6%、女性では81.5%となっています。
出典:(公財)生命保険文化センター ホームページ「生命保険に加入している人はどれくらい?」から引用

上記の引用にもあるとおり、日本人の多くは“何かしら”の保険に加入しています。
また、その保険についてご自身の加入内容はある程度把握されている方が多いのではないでしょうか。

では、例えば親御様や配偶者様がどのような保険に加入されているかご存知ですか?

悲しいですが人はいつか亡くなります。
その際に請求漏れをしないようにするためにも、このFP通信を記憶の片隅にでも留めていただけると嬉しく思います。

 

請求漏れ対策の順序

ご相続が発生した場合、生命保険の請求漏れを防ぐためにまずできることは、
・生命保険証券を探す
・生命保険会社から定期的に送付される通知物を探す
・預金通帳の保険料の口座振替履歴等を確認する
などが挙げられます。
分かる範囲で保険契約の有無をご確認してみてください。

ただ、紙の証券は紛失しがちで、お手元にないケースもよく見受けられます。
また近年の自然災害の増加により災害などで焼失、滅失してしまうことも無いとも言い切れません。
保険料もずっと過去に払込終了していることもよくあります。

「これが本当に加入していた保険の全てなのかな・・・」

そんな疑問がある場合には、生命保険契約照会制度を是非ご活用してみてください。

 

生命保険契約者照会制度とは?

【制度の概要】
ご親族等が死亡もしくは認知判断能力が低下した場合に、ご家族の代表者が照会申込をすることで、一般社団法人生命保険協会が一括窓口となり、各保険会社に契約有無の照会をしてくれるという制度です。

現在金融庁の認可を受けた生命保険会社は41社ありますが、そのすべてにおいて子の照会制度を活用することができます。
そのため、これまで契約の有無が不明な場合には1社ずつ問い合わせ対応が必要だったものが一括で完了し、大幅に手間が省けるようになりました。

【注意点】
このように非常に便利な制度ですが、原則として法務局に認証された法定相続情報一覧図が必要など書類の段取りにやや手間がかかる点に注意が必要です。

 

事前にしておくべきこと

上記の照会制度は確かに画期的です。
ただ、そもそも「照会せざるを得ない状況」にならなければ、それに越したことはありません。

生命保険業界では“万が一”というワードをよく耳にしますが、それがいつ来るかは誰にもわかりません。
ですから、“いつ何があっても困らないように”ぜひ事前準備をしておいてください。

【事前準備の一例】
①保険証券をホルダーに入れてひとまとめにしておく

一番お手軽です。
保険証券は紛失されている方もよくお見受けしますが、代理店もしくは保険会社に連絡すれば無料で再発行が可能です。
まとめてさえいれば具体的な保障内容を生前に共有する必要はありませんし、保険の見直しの際にも便利です。

②保険の担当者を家族にも共有しておく
仮に証券が無くても、保険の担当者がいらっしゃれば、その方が保障内容など全て把握していることが多いです。
実際の保険金支払い時にも保険担当者に連絡すると手続きがスムーズですから、事前に担当者情報をご家族で共有しておかれると良いと思います。
※複数の担当がいる場合や、その方が転勤や離職などもあり得るため、常に最新情報にメンテナンスが必要であることには注意が必要です。

③保険の一覧を作成しておく
詳しい内容でなくても大丈夫です。
・保険会社名
・加入している保険の種類(死亡、入院などだけでも)
・証券番号
・担当者がいる場合には名前と連絡先
などを手書きでも良いので一覧にまとめておくと、遺された方が大変助かると思います。
もし手書きが手間であれば、口頭でも大丈夫ですので手続きされる方にお伝えしておいてあげてください。
また、もし親御様がいらっしゃるならば、お元気なうちに「どんな保険に加入しているか」ご家族でお話してみてください。

 

まとめ

「いつ発生するか分からない」ものにかけるものが生命保険です。
その「いつか」は多くの場合は遠い未来だと思っていらっしゃる方が多いです(実際に私もまだまだ長生きするつもりです)し、おそらくきっとそうであるとも思います。

ただ、厚生労働省の調べによると、65歳まで生存する者の割合が男は89.8%、女は94.6%だそうです。
つまり、65歳で同窓会を開いたら、30人クラスのうち3人くらいは他界されて参加できないということになります。
そして、その3人は誰なのかは誰にも分かりません。

上記の事前対策なら、10分もあれば実施できると思います。
ご負担の少ない範囲で構いませんので、事前準備をしておいていただけると幸いです。

「いつか」の際にせっかくの保険がきちんとお届けできますように。

保険はいつ入るのが一番損をしないのか?

はじめに

多くの方が既に生命保険(死亡保険、医療保険、ガン保険など)に加入されていらっしゃることと思います。

もちろん保険があればリスクを自己資本で保有することは無くなり、保障を得ることができます。
また、気持ちとしてもお守りがわりになり安心感もあるでしょう。
ただ、正直なところ保険に加入しても楽しいわけでも美味しいわけでもありません。

そんな保険ですから、どうせ加入するのであれば
・健康なうちは加入せず、ある程度年齢が経過してから必要に応じて入りたい
・少しでも損をしないように入りたい
という方もいらっしゃるのではと思います。

しかしながら、保険は加入する年齢が上がるにつれて保険料が高くなってしまうことも周知の事実です。
では、“いつ加入するのが一番損をしない”のでしょうか?
以下、検証していきたいと思います。

 

検証してみる

《前提条件:男性Ver》
・商品:某社医療保険(終身保障タイプ&保障内容は全て同一)
・性別:男性
・年齢0歳~60歳まで10歳刻み
・払込期間:全期払かつ、加入時~90歳までの総払込保険料で比較

《検証結果》

加入時年齢 年払保険料 加入時~90歳までの総払込保険料
0歳 年払 8,225円/年 740,250円
10歳 年払 9,195円/年 735,600円
20歳 年払 11,135円/年 779,450円
30歳 年払 15,015円/年 900,900円
40歳 年払 21,810円/年 1,090,500円
50歳 年払 32,715円/年 1,308,600円
60歳 年払 49,565円/年 1,486,950円

 

《前提条件:女性Ver》
・商品:某社医療保険(終身保障タイプ&保障内容は全て同一)
・性別:女性
・年齢0歳~60歳まで10歳刻み
・払込期間:全期払かつ、加入時~90歳までの総払込保険料で比較

《検証結果》

加入時年齢 年払保険料 加入時~90歳までの総払込保険料
0歳 年払 8,505円/年 765,450円
10歳 年払 10,160円/年 812,800円
20歳 年払 12,960円/年 907,200円
30歳 年払 15,990円/年 959,400円
40歳 年払 18,785円/年 939,250円
50歳 年払 25,580円/年 1,023,200円
60歳 年払 36,660円/年 1,099,800円

 

いかがでしょうか。
検証の結果として、
①早く加入した方が年あたりの保険料負担が安い
②早く加入したほうが、払込期間が長いのにもかかわらず人生で支払う総払込保険料も安い
ということがお分かりいただけるかと思います。
※上記はあくまでも仮定での試算であり、実際の保障内容や保険会社によってはこの限りではない可能性もございます。
※上記試算は保険の募集を目的としたものではなく、加入時期による保険料比較の参考として例示したものです。

 

まとめ

①早く加入した方が年あたりの保険料負担が安い
については冒頭でもお伝えした通り、多くの方が感覚的にもご存知のことかと思います。
一方で、
②早く加入したほうが、払込期間が長いのにもかかわらず人生で支払う総払込保険料も安い
という事実をご存知の方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
“早く入っても払込期間が長くなるから結果的に損だ”と思われて、加入を先延ばしにされている方が多いかなというのが現場の肌感覚です。

もちろん必要のない保険に加入する意味は一切ありません。
ただ、私はこの検証結果から“いつか加入すると思うならば、今考えてみる”のも悪くないような気もするのですが、皆様はどうお感じでしょうか。

保険は「晴れの日に傘を買う」などと例えられることもあるように、いつでも加入できるものではありません。
その傘は、年齢を重ねるごとに健康状態の悪化などにより加入しづらくなり、「本当に必要な雨の日には売り切れ」になってしまう可能性が高いものなのです。

これからの人生で今日が一番若いですし、多くの方にとっておそらく今日が一番健康です。
私のポジショントークではなく損をしないためにも、考えられるうちにご自身の保険を考えたり見直したりするのも悪くはないような気はいたしますがいかがでしょうか。

ここまで読んでくださった方に、何かひとつでもご参考になっていれば幸いです。

個人賠償責任保険って何?自転車保険も不要?

はじめに

4月になり進学、就職などの関係からか“自転車保険”のお問い合わせをいただきます。
岐阜県では加入が義務化されていることも、問い合わせが多い要因のひとつかもしれません。

もちろん“自転車保険”に加入すれば義務は果たしますが、もし既に人賠償責任保険”にご加入いただいていれば、実はそれだけで事足りることをご存知でしょうか?

ここでは個人賠償責任保険の特徴についてまとめます。

 

個人賠償責任保険について

役割

個人賠償責任保険は、私たちの日常生活で様々な場面で発生する予期せぬリスクに備えるための重要な保険です。

この保険は、他人にけがをさせたときや、他人の物を壊してしまったときなど、被保険者が責任を負う必要がある場面で責任の一部または全額を補償します。

 

保険使用の具体例

個人賠償責任保険では、例えば以下のような場合にお受取りすることができます。

●自宅等での事故
自宅でのイベントやパーティーで、ゲストが転倒してけがをした場合や貴重品を破損させてしまった場合など。

●公共の場での事故
他の人や財産に損害を与えた場合。
ショッピング中に過って高価な商品を落とし破損してしまった場合など。

●ペットによる事故
自宅や公共の場での事故で、ペットが他の人や動物に噛みついたりけがをさせた場合など。

●自転車事故
自転車での移動中に他の人や車両にぶつかったり、歩行者に接触してけがを負わせた場合など。

●不慮の出来事による被害
自宅からの落石や落下物が他人や他人の財産に被害を与えた場合など。

※これらの例は、個人賠償責任保険が支払い対象となる可能性がある一般的なケースです。ご契約の条件や補償範囲は保険会社や契約内容によって異なります。

 

自転車保険との関係

個人賠償責任保険があれば、賠償責任保険の目的で自転車保険を別途加入する必要はありません
なぜなら、上記のように個人賠償責任保険が自転車事故に関する責任もカバーしてくれるからです。

なお、自動車保険や火災保険にも個人賠償責任保険が含まれていることがあります。
重複して加入するメリットはないため、もし複数の保険に加入している場合には保険の見直しをおすすめします。

 

被保険者の範囲

・記名被保険者
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
・記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子

までが被保険者に含まれるのが一般的です。
つまり基本的には一家に1つの契約で事足りるということです。

 

まとめ

個人賠償責任保険は、自分と他人の安全を守るために不可欠な保険です。自転車事故などの予期せぬ出来事に備え、適切な保険に加入しておくことで、安心して日常生活を送ることができます。しっかりと保険の内容を確認し、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。

「保険はよく分からない」という方は弊社までお問い合わせいただければ、現在のご契約内容確認のお手伝いをさせていただきます。

何かあれば、身近なファイナンシャルプランナーである弊社までご相談ください。

ざっくり分かる!最新のガン治療と民間保険

はじめに

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)
男性65.5%(2人に1人)
女性51.2%(2人に1人)
出典「国立がん研究センターがん情報サービス」

上記のように、我々日本人にとってがんは非常に身近な病気です。
一方で、現在では治療の進歩によって多くの方ががんと向き合い、付き合いながら罹患前と同じような生活を過ごせるようになってきています。

では、もしがんになったらどのような治療をするのでしょうか?
そして、どのような保険があれば安心して治療に臨めるのでしょうか?

ここではお忙しい皆様向けに、時系列に沿って治療方法の変遷をざっくりと解説します。

 

進歩するガン治療と民間保険

ガン治療は日進月歩で進歩しています。

●従来の治療方法
かつてガン治療といえば入院と手術が基本でした。
ちなみに、この頃発売された民間保険は、これらの治療に備えるべく入院日額(入院1日あたりに受け取れるもの)や手術給付金が手厚いタイプが主流でした。

●近年の治療方法
手術に加え、“抗がん剤治療”や“放射線治療”など複数の治療を組み合わせて治療が行われるようになりました。
抗がん剤治療や放射線治療は通院で行われることも多く、普段の仕事や日常生活を継続しながら治療することで患者さんの生活の質(QOL)の向上が期待できます。併せて、通院治療の増加に伴い、入院日数が減少傾向にあるのもポイントのひとつです。

ちなみに、これらの治療は《標準治療》と呼ばれ公的医療保険の適用となります。
“標準”と聞くと、なんだか最新ではない普通の治療のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は科学的な根拠のある最新・最良の治療法なのです。
そのためガン治療を始める際には、まずは主治医の指示のもと標準治療を受けられるのが最も良い選択のひとつなのではないでしょうか。

民間保険については、従来の入院&手術タイプの保険では通院治療をカバーしきれず、そのままでは多くの自己負担がかかる可能性も捨てきれません。
つまり、治療の進歩に伴い民間保険も当然に見直しが必要だということです。
そのため現在では、
・がんと診断されただけで受け取れるタイプ
・治療ごとに毎月受け取れるタイプ
などの民間保険が主流となっています。
そもそも入院&手術の治療は医療保険でカバーできる部分も多く、ガン保険としては、長引く通院治療や収入減少をいかにカバーするかが保険設計での肝心要なポイントとなっています。

 

公的保険の適用とならない治療

《標準治療》がない場合や、《標準治療》では残念ながら完治できなかった場合でも諦める必要はありません。
この場合には、
・先進医療
・患者申出療養
・自由診療
を検討することとなりますが、それらは公的保険の適用とはならず原則として全額自己負担となります。
なお、近年ではこれらの治療でも支払い対象となる民間保険も少しずつ増えてきていますのでご安心ください。

【参考解説】
●先進医療とは?
医療機関が起点となり、厚生労働省が定める高度な医療技術を用いた治療のうち、将来的に公的保険の給付対象にすべきかを見定め評価する段階の治療をいいます(=評価療養といいます)

●患者申出療養とは?
患者さんの申出が起点となり、日本では未承認や対象外の薬などを迅速かつ身近な病院で受けられる可能性のある制度です。
(将来的に保険適用をめざすためのデータ集積ができるため、こちらも評価療養の一種です)
厚生労働省 患者申出療養制度

●自由診療
評価療養ではなく、かつ保険診療ではない治療です。入院費等も含め全額自己負担となります。

※評価療養の場合には、入院料などの一部を保険給付対象とすることができます。

 

まとめ

厚生労働省の資料によると、令和3年7月1日~令和4年6月30日(1年間)での患者申出療養の件数は296人、治療費総額は2.6億円だったそうです。
これらはほんの一握りの結果に過ぎず、中には治療したくても治療費が高額で諦めざるを得なかった患者さんも多くいるのではないでしょうか。

ガン治療にはお金が必要です。

治療費の負担や収入の減少などで、思い描いていたライププランが変わってしまうこともあるかもしれません。
民間保険への加入が全て是であるとは思いませんが、身近ながんという病気にご自身がどう向き合っていきたいか、もし良ければこの機会に少し考えてみていただければ幸いです。

ご存知ですか?“控除証明書の発行サービス”

はじめに

年末調整がはじまると、今年もこの時期が来たかと思いますね。
1年間ってこんなにもあっという間だったでしょうか・・・。

さて、年末調整がはじまるとお問い合わせが増えてくるのが「保険料控除」についてのご質問です。
その中でも多くの方が質問されるのが以下の2点です。

①保険料控除証明書が届いていない(もしくは見当たらない)が再発行できるか?

②控除証明書を電子データで発行できるか?

この2点についてご自身で簡単に解決できる【発行サービス】をご存知でしたか?

 

発行サービスについて ※損害保険に限る

実は多くの保険会社が共同システムを使用しています。

保険料控除証明書 発行サービス(外部サイト)

こちらのリンクから①再発行、②電子データのいずれも対応可能です。
再発行の場合にはお手続き日の翌日に郵便局に差し出されるので、なかなか迅速ですね。

 

生命保険については?

残念ながら業界共通のサービスというものは存在しません。
各生命保険会社ごとに【インターネットサービス】を設けていることも多く、そちらに登録いただくことでご自身で発行することも可能です。

 

まとめ

年末調整は職場ごとに締切もあり、控除証明書の再発行を希望される際はお急ぎのことも多いかと思います。
その場合、ネットではなく「人」からご加入されていらっしゃる場合には、ご担当者に連絡いただくのがおそらく一番早いです。

一方で、保険業界は離職率が高いことも事実で、当時のご担当者が不在ということも良くあり、その場合にはこの情報が少しでもお役に立てていれば幸いです。

※弊社にて保険のご契約をお預かりさせていただいてるお客様は、お困りのことがあればお気軽に直接弊社までお尋ねください。