クレジットカードを家計簿につけるコツ
先日お金の見える化のコンサルティングをさせて頂いた大切なお客様から、
こんな質問をお受けしました。
「家計簿を書く時、クレジットカードの請求は遅れて来るので、
なかなか毎月の締めができないのですが、どうすれば良いでしょうか?」
確かにクレジットカードは1~2ヶ月後に請求がきますよね。
その請求が来た後に、過去の家計簿に戻って記録をし直して・・・。
なんてやっていると、家計簿がどんどん複雑になってしまいます。
ここでは私も実際に実践している、クレジットカードの管理の考え方をご紹介したいと思います。
クレジットカード管理のコツは「未来に生きる」こと!
過去の記録をつけようとするから複雑になるのです。
発想を転換して、未来に生きてみると良いと思います。
と、これだけでは何のことか分かりづらいので、少し解説していきます。
例をあげて解説してみます
ご存知の通り、クレジットカードの請求は1~2ヶ月遅れてきますよね?
例えば1月に10万円のパソコンをクレジットカードで買ったとします。
そうすると、パソコンはすぐに手に入り、10万円の請求は2月とか3月に口座引落しになるわけです。
みなさんもご存知の通り、
クレジットカードは、「未来の自分からの借金」です。
ということは・・・
・1月に未来の自分から借金をしてパソコンを買った
・2月か3月に未来の自分に借金を返済する約束をした
ということです。
このことの言い方を変えると、
「未来の支出(=借金の返済)をすることが確定した」
ととらえることもできます。
家計簿の書き方は?
この例の具体的な家計簿の書き方ですと、
1月の時点では実際に手元からお金は出ていないので家計簿を書く必要がありません。
2月や3月に未来の自分に借金を返済した時に、家計簿に10万円と書けば良いのです。
このような考え方でクレジットカードを管理することで、
「10万円の引き落としがあるから、この月は他の支出を押さえて予算を達成しよう」
などと、事前に把握・準備し、お金の調整も可能です。
考え方や家計簿のつけかた次第で、請求が遅れてくることがメリットにもなりますね。
光熱費、保険なども同様です
上記の例は10万円のパソコンを買ったとしていますが、
毎月の光熱費や保険などもクレジットカードを通すことによって
①ポイントが貯まる
②2~3カ月先の支払いが確定し、事前に準備&管理することができる
というメリットを享受することができるようになります。
まとめ
文章に書いてみたものの、ちょっとニュアンスが分かりづらいかもしれません。
もしご希望であれば個別にご説明しますので、お気軽にお問合せください。
クレジットカードは未来の支出が読めて良い点もあれば、使いすぎてしまうデメリットもあります。
まずは毎月の固定支出をクレジットカードに変更し、ポイントを貯めつつ未来の支出を管理することに慣れてみてはいかがでしょうか?