教育資金について
お子様が生まれると、教育資金が必要になります。
そして幸せの反面、多くの方が漠然とした不安を抱えているようです。
実際、私のところにも
「いくらくらい準備しておけば良いでしょうか?」
「現時点で生活費がカツカツなのですが、教育資金をどうやって準備していけば良いですか?」
「学資保険って入った方がいいのでしょうか?」
などなど、多くの教育資金へのご相談が寄せられています。
ここでは、まずは幼稚園~高校に入るまでの教育費がいくらかかるのか
”ご自身でざっくり判断できる目安”をまとめてみました。
いくら準備すればいい?
学習費の総額
※ご自分で詳細の内容を確認されたい方は、リンクから該当ページに直接移動できます。
文部科学省の統計によると、高校生までにかかる学費は上記の表の通りです。
・・・と、これではざっくりしすぎですので、少し考え方を補足していきます。
学校外活動費の内訳
中学校までは義務教育ですので、学費そのものはかかってはきませんが、図書費用や通学費用、修学旅行や遠足などの費用がかかります。
これは正直なところ、ご自身でコントロールするのはかなり難しいですよね。
では、どこに気を付けて注目すれば良いのでしょうか。
それは学校外活動費です。
ここがご自身でコントロールできる部分となります。
この学校外活動費には
補助学習費
学習塾・家庭教師・通信教育など
その他の学校外活動費
スポーツ・レクリエーション・芸術文化活動、部活動など
の二つの費用が含まれています。
ここからは、学年ごとに毎月いくらくらいの学校外活動費が平均なのか見ていきましょう。
【幼稚園】
●公立:92,983円/年÷12カ月=約 8,248円/月
●私立:133,705円/年÷12カ月=約 11,142円/月
【小学校】
●公立:217,826円/年÷12カ月=約 18,152円/月
●私立:613,022円/年÷12カ月=約 51,085円/月
【中学校】
●公立:301,184円/年÷12カ月=約 25,098円/月
●私立:320,932円/年÷12カ月=約 26,744円/月
【高校(全日制)】
●公立:174,871円/年÷12カ月=約 14,572円/月
●私立:285,067円/年÷12カ月=約 23,755円/月
これが毎月の学校外活動費の平均になります。
公立と私立との差はありますが、全体的には中学校までは上昇傾向にあります。
部活や進学に向けての塾などでしょう。
また、高校までいくと中学校までと比べて学校外活動費は減少する傾向にあるようです。
学校外活動費の考え方
上に学校外活動費はコントロールできる。と書きましたが、これはまさしく親の教育方針です。
幼稚園~小学校までは自発的に習い事を習うというよりは、親がやらせたい習い事をさせる方が多いと思います。
この調査はあくまで平均値ですので、たくさん教育や習い事をさせたいいう価値観のある親御さんは、やはりその分の準備が必要になります。
ここからは個人的な意見になりますが、私がライフプランをさせて頂く方には、
『教育はある意味で投資』という考え方もある、とお伝えさせて頂いています。
(※あくまで私の考え方です。教育にはそれぞれの考え方がありますので、現場ではそれぞれのお考えや方針を一番に尊重しています。)
一生で稼げるお金は誰しも有限です。
その有限の資産をどこまで子供に費やすか、それはまさしく投資であり、投資の方針はご夫婦で決めていく必要があります。
具体的には、
〇〇な子に育ってほしい⇒△△をさせる といった形です。
例をあげると、
丈夫な身体の子に育ってほしい⇒水泳を習わせる
世界で活躍できる人になってほしい⇒英会話を習わせる
等でしょうか。
皆さん自然に考えていらっしゃるかと思いますが、これを機にご夫婦での教育方針やどこまで子に投資するのか、ご夫婦で話合ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
教育方針が決まったなら、次はそれを実現できるように計画されることをおすすめしています。
あらかじめ計画をしておくことによって、いざその時が来た際に、
”何か他のやりたかったことを諦めなければいけなくなった”
”子供に「それはやらせてあげられない」と言わなければいけなくなった”
”ご自身の老後へしわ寄せが来た”
ということが限りなく減少します。
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