【FP通信】必読!相続発生時の保険金請求漏れ対策を投稿しました
必読!相続発生時の保険金請求漏れ対策
はじめに
生命保険文化センターの2022年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は、男性では77.6%、女性では81.5%となっています。
出典:(公財)生命保険文化センター ホームページ「生命保険に加入している人はどれくらい?」から引用
上記の引用にもあるとおり、日本人の多くは“何かしら”の保険に加入しています。
また、その保険についてご自身の加入内容はある程度把握されている方が多いのではないでしょうか。
では、例えば親御様や配偶者様がどのような保険に加入されているかご存知ですか?
悲しいですが人はいつか亡くなります。
その際に請求漏れをしないようにするためにも、このFP通信を記憶の片隅にでも留めていただけると嬉しく思います。
請求漏れ対策の順序
ご相続が発生した場合、生命保険の請求漏れを防ぐためにまずできることは、
・生命保険証券を探す
・生命保険会社から定期的に送付される通知物を探す
・預金通帳の保険料の口座振替履歴等を確認する
などが挙げられます。
分かる範囲で保険契約の有無をご確認してみてください。
ただ、紙の証券は紛失しがちで、お手元にないケースもよく見受けられます。
また近年の自然災害の増加により災害などで焼失、滅失してしまうことも無いとも言い切れません。
保険料もずっと過去に払込終了していることもよくあります。
「これが本当に加入していた保険の全てなのかな・・・」
そんな疑問がある場合には、生命保険契約照会制度を是非ご活用してみてください。
生命保険契約者照会制度とは?
【制度の概要】
ご親族等が死亡もしくは認知判断能力が低下した場合に、ご家族の代表者が照会申込をすることで、一般社団法人生命保険協会が一括窓口となり、各保険会社に契約有無の照会をしてくれるという制度です。
現在金融庁の認可を受けた生命保険会社は41社ありますが、そのすべてにおいて子の照会制度を活用することができます。
そのため、これまで契約の有無が不明な場合には1社ずつ問い合わせ対応が必要だったものが一括で完了し、大幅に手間が省けるようになりました。
【注意点】
このように非常に便利な制度ですが、原則として法務局に認証された法定相続情報一覧図が必要など書類の段取りにやや手間がかかる点に注意が必要です。
事前にしておくべきこと
上記の照会制度は確かに画期的です。
ただ、そもそも「照会せざるを得ない状況」にならなければ、それに越したことはありません。
生命保険業界では“万が一”というワードをよく耳にしますが、それがいつ来るかは誰にもわかりません。
ですから、“いつ何があっても困らないように”ぜひ事前準備をしておいてください。
【事前準備の一例】
①保険証券をホルダーに入れてひとまとめにしておく
一番お手軽です。
保険証券は紛失されている方もよくお見受けしますが、代理店もしくは保険会社に連絡すれば無料で再発行が可能です。
まとめてさえいれば具体的な保障内容を生前に共有する必要はありませんし、保険の見直しの際にも便利です。
②保険の担当者を家族にも共有しておく
仮に証券が無くても、保険の担当者がいらっしゃれば、その方が保障内容など全て把握していることが多いです。
実際の保険金支払い時にも保険担当者に連絡すると手続きがスムーズですから、事前に担当者情報をご家族で共有しておかれると良いと思います。
※複数の担当がいる場合や、その方が転勤や離職などもあり得るため、常に最新情報にメンテナンスが必要であることには注意が必要です。
③保険の一覧を作成しておく
詳しい内容でなくても大丈夫です。
・保険会社名
・加入している保険の種類(死亡、入院などだけでも)
・証券番号
・担当者がいる場合には名前と連絡先
などを手書きでも良いので一覧にまとめておくと、遺された方が大変助かると思います。
もし手書きが手間であれば、口頭でも大丈夫ですので手続きされる方にお伝えしておいてあげてください。
また、もし親御様がいらっしゃるならば、お元気なうちに「どんな保険に加入しているか」ご家族でお話してみてください。
まとめ
「いつ発生するか分からない」ものにかけるものが生命保険です。
その「いつか」は多くの場合は遠い未来だと思っていらっしゃる方が多いです(実際に私もまだまだ長生きするつもりです)し、おそらくきっとそうであるとも思います。
ただ、厚生労働省の調べによると、65歳まで生存する者の割合が男は89.8%、女は94.6%だそうです。
つまり、65歳で同窓会を開いたら、30人クラスのうち3人くらいは他界されて参加できないということになります。
そして、その3人は誰なのかは誰にも分かりません。
上記の事前対策なら、10分もあれば実施できると思います。
ご負担の少ない範囲で構いませんので、事前準備をしておいていただけると幸いです。
「いつか」の際にせっかくの保険がきちんとお届けできますように。
ニュース(“疑似貧乏”のすすめ)
【FP通信】“疑似貧乏”のすすめを投稿しました
“疑似貧乏”のすすめ
はじめに
FPとしてお金のご相談をお受けしていると、
「家計が把握できていません」
「収入はあるはずなのに、なぜかお金が貯まっていないんです」
という話を聞かせていただくことがよくあります。
お金はあくまで人生を豊かにする“道具のひとつ”ですから使っていただくことは大いに結構ですが、手元にある程度の資金が無い状態や、コントロールできていない状態は心配です。
もちろん毎月の細かな家計管理(ここでは単に帳簿付けしていることではなく、予算管理をしコントロールできている状態)ができればベストです。
ただ、これまで家計管理をされてこなかった方が、いきなり一人でコントロールできるようになるのは非常に難しいのも事実です。
私も恥ずかしながらダイエットを繰り返しつつなかなか思い通りには痩せませんが、家計管理もダイエットも似たようなもので、改善するには他人の力を借りるか、強い精神で我慢するか、仕組みを作るなどするしかありません。
ここでは、この仕組みづくりについて一例を挙げてまとめてみます。
そもそも、「お金がない」のは仕方ない
皆様は、パーキンソンの法則という存在を聞いたことはあるでしょうか?
イギリスの学者であるパーキンソン氏が提唱した、下記の2つの法則です。
第一法則:「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
第二法則:「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
今回はこの第二法則がポイントになるわけですが、これを日常言葉に言い換えてるするならば、
・年収が上がったら、その分生活水準も上がってしまうもの
・お金はあればあっただけ使ってしまうもの
ということになります。
私もFPという仕事をしていますが、無駄遣いはしますしお金を使うことは楽しいものです。
この法則に則るならば、冒頭の「なぜか手元にお金が残らない」のはごく自然なことであり、ご自身を責める必要など全くないというわけです。
“疑似貧乏”のすすめ
ただ、法則のせいとはいえ「宵越しの銭は持たない」ような江戸っ子スタイルで、あればあっただけ使ってしまっては困りものです。
とはいえ、細かな家計管理も面倒だし・・・という方は、是非“疑似貧乏”になってみてはいかがでしょうか?
パーキンソンの法則に抗うことは残念ながらほぼ不可能です。それならば、その支出の内訳を変えてみるという対策です。
具体的には、支出を「消費されるモノ」の購入に使うのではなく、
・株や投資信託の定期買付(近年なら新NISAのつみたて投資枠など)
・貯蓄性のある保険商品
・自動積立定期預金
・勤務先の財形
などで支出し、手元から一度お金を無くしてみるのです。
ここでのポイントは、
・なるべく自動的かつ一定額のもの
・心理的に抵抗感が少ないもの
・単なる浪費ではなく資産性のあるもの
がオススメです。
金融商品に頼らない場合には、引き出しづらい口座(キャッシュカードを作っておらず銀行に行かねば引き出せないなど)に積み立てで入れておくなどでも良いかもしれません。
浪費はせずとも支出はしているわけでパーキンソンの法則を満たし、自動的に残ったお金のなかでやりくり“せざるを得ない”状況(=疑似貧乏)になるわけです。
なお、本当に貧乏なっては困りますから、それぞれのご家庭の普通の生活以上~無駄遣い未満の生活資金は確保したうえで、残った分を手元から消し去ることが重要です。
まとめ
定番の“先取り貯金”と同様の対策になりますが、お金を貯めるならばこの王道の手法が一番楽で効果が大きいと思います。
毎月の金額設定や手段など、ご自身で決められる方はぜひチャレンジしてみてください。
ライフプランを見てから個別の家計に合った対策を相談されたい方や、ご自身では少し心配なかたはご相談いただけたらと思います。
ニュース(「遺族年金の改悪」という報道について)
【FP通信】「遺族年金の改悪」という報道についてを投稿しました
「遺族年金の改悪」という報道について
はじめに
2024年7月30日の社会保障制度審議会にて遺族年金の見直し案が提出されました。
ニュースなどでご存知の方もいると思いますが、
「遺族年金が5年で打ち切りに!?」
「改悪だ!」
などと歪曲した報道をされることが多いように思います。
ただ、この見直し案をよく読んでみると決して単純な改悪などではなく、現代の男女平等社会に則った制度改定案であることが分かります。
やや専門的かつマニアックなFP通信になりますが、一般の方でもナナメ読みで大枠がつかめるように、ざっくりまとめてみます。
世間のトレンドの一つとして、ご参考になれば幸いです。
なお、見直し案の原文を読みたいという意欲的な方はこちらからご覧ください。分かりやすくまとめられています。
厚生労働省:遺族年金制度等の見直しについて
見直しのポイントについて
まず第一の誤解しやすいポイントですが、
・18歳未満の子を持つ配偶者(夫&妻)
・60歳以上の配偶者(夫&妻)
への遺族年金制度は現行通り変更はありません。
出典:「遺族年金制度等の見直しについて」(厚生労働省)を加工し作成
そして、今回見直し対象になるのは「子のない配偶者」の遺族厚生年金となります。
出典:「遺族年金制度等の見直しについて」(厚生労働省)を加工し作成
なぜ見直しの話が出ているのか?
実は、現行制度の「子のない配偶者」への遺族厚生年金は男女差があるのです。
例えば妻を亡くした夫については55歳未満の場合受給権が発生しません。
これは「男は当然に働くもので大黒柱であるのだから、妻を無くしても収入に影響は少ないだろう」という思想が背景です。
また、夫を亡くした40歳以降の子のない妻は現行制度では「中高齢寡婦加算」という給付を受けとることができます。
これは文字通り女性だけが受け取れるもので、主婦だった女性が40歳で以降で再就職するのは難しいだろうという時代のなごりとなっています。
このように、現行制度はやや「前時代的」な給付内容になっているわけです。
令和の今、前時代と比べ確実に男女は平等に近づいています。
女性も当たり前に就労するようになり、男性よりも稼ぐ方も珍しくはありません。
つまり、年金制度だけが「置いてけぼり」になっており、今回この点も男女平等にというのが主な見直しの背景となっています。
見直し案の具体的な内容(参考)
《子のない妻》
現在は30歳未満の妻は5年間の有期給付となっています。
この有期給付の年齢を概ね25年かけて段階的に引上げし、また中高齢寡婦加算も逓減させ廃止(男女差の廃止)
《子のない夫》
現在は55歳未満は受給権がありませんが、死別後の生活環境の激変を再建することを目的とし、夫も有期給付の対象に追加
《子》
現在は扶養する方がいる子の場合には、子への遺族基礎年金は支給停止となります。
支給停止の一例として、例えば離別した元配偶者に引き取られた場合や、祖父母と養子縁組した場合などがあげられます。
子自身が自らの選択でその環境になったわけではないのに支給停止されてしまう現状を見直しとし、不均衡の解消が図られます。
まとめ
年金制度見直しのざっくりとした概要は以上の通りです。
個人的には真っ当な案であり、また既に現行制度を見越して人生設計をしている方への配慮もあることも好印象です。
ちなみに、今回は子のない配偶者が主な見直し対象ですが、これらの方は相続時にトラブルに巻き込まれてしまう可能性があることをご存知でしょうか。
具体的には、配偶者は常に相続人となり2/3の法定相続分があるわけですが、第2順位は無くなった配偶者の親が1/3の法定相続分を持つことになります。
※もし親などがいない場合には無くなった配偶者の兄弟姉妹が第3順位となります。
つまり、自分自身の財産を、配偶者本人と、自分自身の親や兄弟という配偶者からみれば“血のつながりの無い人”とで分割協議せざると得ないということです。
もちろん関係が良好であれば全く問題はないかもしれませんが、場合によっては事前に対策しておいた方が良いケースも多々あるように思います。
もしご自身では解決がしづらい場合には「一番身近なファイナンシャルプランナー」である弊社までお問い合わせいただければと思います。
ライフプランを作ったあと
はじめに
皆様はライフプランを作成されたことがあるでしょうか?
弊社にて一緒に作成された方や、他のFPさんと作成された方、はたまたご自身で作成されたという方まで色々いらっしゃるのではと思います。
今回の記事は、そんな方に向けて「作ったあとはどうすべきか」について書いてみました。
※まだ作成されたことがない方は、一度作成してみると人生の収支が見通せますのでおすすめです。
作成したあとにすべきこと
一番大切なこと
まず結論として、ライフプランで一番大切なことは「作成しっぱなし」にしないことです。
毎年チェックできれば一番良いのはもちろんですが、少なくとも数年に1度、もしくは大きな環境の変化(ご家族構成の変化や住宅購入、ご退職など)の都度見直しをされた方が良いと思います。
その理由として、ライフプランは作成時から日々当然に変化するからです。
例えば支出について、作成時よりも増えていませんか?
仮に食費やお小遣いは努力で変わっていなくとも、近年の物価高などの影響もあり、光熱費などはご自身の意思とは関係なく上昇しているのではないでしょうか。
もっと言えば、ライフプランは「その時点で無数にある未来のうち、現時点で最も可能性が高そうな方向性のひとつ」に過ぎません。
常に変化する環境に合わせて、都度メンテナンスが必要なのです。
メンテナンス方法について
では、どのようにメンテナンスすべきなのでしょうか?
個人的にはメンテナンスとは長期視点と短期視点に分けて考えると良いのではと思っています。
《長期視点のメンテナンス》
ライフプランそのものを修正し改善します。
メンテナンスのゴールは、現在~老後までの長い期間を“ざっくり見通す”ことです。
既に作成済のプランには当初のご相談で主要な箇所は入力済のことと思います。
そのため、当初作成時よりも
・大きく変化した箇所
・当初から想いが変わった箇所
・資産状況
などに重点を絞って、ご自身で変更し反映させます。
これならば、さほどの負担感なく長いスパンの簡易点検が可能です。
大きく赤字になるようなことがなければ、“まずまず順調”に進んでいるとの認識で良いと思います。
一方で、もし大きな変化があったり、ご自身での修正が不安な場合にはFPに依頼されても良いかもしれません。
《短期視点のメンテナンス》
老後は潤沢な退職金などで黒字傾向でも、現在の家計が火の車では元も子もありません。
また、どちらかと言えば長期メンテンナンスはFPの知識やソフトへの入力スキルが必要でやや難易度が高いケースもあるため、多くの方はまず短期メンテナンスから始められてはいかがでしょうか。
短期メンテナンスが上手くいっていれば、ある程度家計のコントロールができているという状態です。
短期メンテナンスには色々な点検方法がありますが、最も簡単なものをご紹介します。
それは、ある一定期間(たとえば前月の給与支払日前日~今月の給与支払日前日など)の口座残高を定点観測するだけ。
各口座を定点観測し、その口座残高合計額が前回観測時点よりも減少していなければ、少なくともその間は赤字ではないことが分かるわけです。
※赤字傾向or目標貯蓄額と大きく乖離があるならば早期に改善に着手する必要があります。
さらにもう少し詳細に検証したいという方はアプリ(zaimやマネーフォワードなど)を使うことも有効です。
アプリに連携すると口座やクレジットカードの入出金を自動で反映してくれるため、上手く使えれば非常に便利です。
※クレジットカードは使用日ベースで反映されます。個人的には支払日ベースの方が毎月の管理はしやすいと思っており、同じように思われる方はクレジットカードの連携はしない(もしくは都度支払日ベースに修正)での運用がおすすめです。
なお、ここまで検証するならば、単に入力して終わりではなく毎月の予算や目標額を作成のうえ、その予算に対して収まっているかどうかをチェックできると、より見える化もできますしご自身で家計をコントロール(今月使いすぎたから、来月調整しようかなど)することができるようになると思います。
そもそもライフプランは誰のものか
多くの場合、ライフプランは作成者がデータを持っています(=所有権は作成者)
一方でそのライフプランを指標に日々の人生を過ごされるのは、作成者ではなく相談された方ご自身です。
せっかく作成したライフプランを活かすには、上記のとおり定期メンテナンスが必要不可欠です。
0からプランを作るのは大変なので、ご相談の後には可能であればデータをもらってご自身でも管理してみてはいかがでしょうか。
ちなみに弊社でご相談いただいた方には追加料金などなくデータ提供しております。
また他のFPさんがどうしても紙でしかお渡しできないような状況でしたら、セカンドオピニオンも兼ねてデータ化することも可能です。
ご希望がありましたら、お気軽にご相談していただければと思います。
ニュース(ライフプランを作ったあと)
【FP通信】ライフプランを作ったあとを投稿しました
ニュース(保険はいつ入るのが一番損をしないのか?
【FP通信】保険はいつ入るのが一番損をしないのか?を投稿しました
保険はいつ入るのが一番損をしないのか?
はじめに
多くの方が既に生命保険(死亡保険、医療保険、ガン保険など)に加入されていらっしゃることと思います。
もちろん保険があればリスクを自己資本で保有することは無くなり、保障を得ることができます。
また、気持ちとしてもお守りがわりになり安心感もあるでしょう。
ただ、正直なところ保険に加入しても楽しいわけでも美味しいわけでもありません。
そんな保険ですから、どうせ加入するのであれば
・健康なうちは加入せず、ある程度年齢が経過してから必要に応じて入りたい
・少しでも損をしないように入りたい
という方もいらっしゃるのではと思います。
しかしながら、保険は加入する年齢が上がるにつれて保険料が高くなってしまうことも周知の事実です。
では、“いつ加入するのが一番損をしない”のでしょうか?
以下、検証していきたいと思います。
検証してみる
《前提条件:男性Ver》
・商品:某社医療保険(終身保障タイプ&保障内容は全て同一)
・性別:男性
・年齢0歳~60歳まで10歳刻み
・払込期間:全期払かつ、加入時~90歳までの総払込保険料で比較
《検証結果》
加入時年齢 | 年払保険料 | 加入時~90歳までの総払込保険料 |
0歳 | 年払 8,225円/年 | 740,250円 |
10歳 | 年払 9,195円/年 | 735,600円 |
20歳 | 年払 11,135円/年 | 779,450円 |
30歳 | 年払 15,015円/年 | 900,900円 |
40歳 | 年払 21,810円/年 | 1,090,500円 |
50歳 | 年払 32,715円/年 | 1,308,600円 |
60歳 | 年払 49,565円/年 | 1,486,950円 |
《前提条件:女性Ver》
・商品:某社医療保険(終身保障タイプ&保障内容は全て同一)
・性別:女性
・年齢0歳~60歳まで10歳刻み
・払込期間:全期払かつ、加入時~90歳までの総払込保険料で比較
《検証結果》
加入時年齢 | 年払保険料 | 加入時~90歳までの総払込保険料 |
0歳 | 年払 8,505円/年 | 765,450円 |
10歳 | 年払 10,160円/年 | 812,800円 |
20歳 | 年払 12,960円/年 | 907,200円 |
30歳 | 年払 15,990円/年 | 959,400円 |
40歳 | 年払 18,785円/年 | 939,250円 |
50歳 | 年払 25,580円/年 | 1,023,200円 |
60歳 | 年払 36,660円/年 | 1,099,800円 |
いかがでしょうか。
検証の結果として、
①早く加入した方が年あたりの保険料負担が安い
②早く加入したほうが、払込期間が長いのにもかかわらず人生で支払う総払込保険料も安い
ということがお分かりいただけるかと思います。
※上記はあくまでも仮定での試算であり、実際の保障内容や保険会社によってはこの限りではない可能性もございます。
※上記試算は保険の募集を目的としたものではなく、加入時期による保険料比較の参考として例示したものです。
まとめ
①早く加入した方が年あたりの保険料負担が安い
については冒頭でもお伝えした通り、多くの方が感覚的にもご存知のことかと思います。
一方で、
②早く加入したほうが、払込期間が長いのにもかかわらず人生で支払う総払込保険料も安い
という事実をご存知の方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
“早く入っても払込期間が長くなるから結果的に損だ”と思われて、加入を先延ばしにされている方が多いかなというのが現場の肌感覚です。
もちろん必要のない保険に加入する意味は一切ありません。
ただ、私はこの検証結果から“いつか加入すると思うならば、今考えてみる”のも悪くないような気もするのですが、皆様はどうお感じでしょうか。
保険は「晴れの日に傘を買う」などと例えられることもあるように、いつでも加入できるものではありません。
その傘は、年齢を重ねるごとに健康状態の悪化などにより加入しづらくなり、「本当に必要な雨の日には売り切れ」になってしまう可能性が高いものなのです。
これからの人生で今日が一番若いですし、多くの方にとっておそらく今日が一番健康です。
私のポジショントークではなく損をしないためにも、考えられるうちにご自身の保険を考えたり見直したりするのも悪くはないような気はいたしますがいかがでしょうか。
ここまで読んでくださった方に、何かひとつでもご参考になっていれば幸いです。